日本の核保有論

北朝鮮の核開発が問題視される中、周辺国でありアメリカの同盟国でもある日本も核を保有すべきとの意見が米国内(日本国内ではない((笑)))からでてきている。

2017年9月4日付のウォール・ストリート・ジャーナル紙では、ハドソン研究所のミードが、日本の核保有は米国のアジアからの撤退とアジアの不安定化を意味する、アジアの不安定化のリスクを取るか、北朝鮮との危険な戦争のリスクを取るか、トランプ政権は戦略ジレンマに嵌っている。とし、日本の核保有論を次のように述べている。

北朝鮮問題は、周辺国や米本土への脅威という問題だけでなく、米国の東アジアにおけるプレゼンスの根幹に挑戦するものである。金正恩は米国に選択を突き付けている。専門家は北朝鮮の核開発は日本の核保有を誘発すると理解してきた。そうなれば韓国と台湾が続くであろう(台湾は日本から静かな支援を受けるだろう)。

日本のエリート達は核オプション賛成に向かっているように見える。保守的ナショナリスト達は核保有により日本は独立した大国に復帰できると考えている。北朝鮮の脅威は、米国の防衛コミットメントの信頼性に対する疑念と相俟って、考えられないことを考える国民を増やしている。

北朝鮮を止める努力に中国を引き入れようとする考えはこれらの前提に基づくものである。日本と台湾の核保有阻止は中国の利益である筈だとの理屈である。一部の中国の専門家は米国のアジア・プレゼンスは中国の利益を増進すると理解しているが、他の者は、中国は寧ろ米国のプレゼンス削減に焦点を当てるべきだと考えている。

金正恩阻止の支援につきロシアを当てにすべきではない(ロシアは北朝鮮危機から利益を得ている)。ロシアは日本の台頭は米国の影響力を縮小させ、国際関係の多極化をもたらし、中国をけん制することになるので、日本の核保有を気にはしないだろう。更にその場合、中国と日本はロシアの歓心を得るべく競争するから、ロシアの影響力は増大する。

トランプ政権の意見は分かれている。大統領側近等は太平洋での現状維持が米国の利益にとり最善であると考えている。他方、トランプ等は、東アジアの核化は米国の外交の敗北ではなく勝利だと考えているかもしれない。中国の野望は日本、韓国、恐らく台湾の核保有により封じ込められる。そうなれば米国は朝鮮半島から撤退し中国封じ込めのコストを同盟国に帰すことが出来る。現状維持のシナリオでは、米国は中国抑制のコストの大部分を払い続け、北朝鮮などとの戦争リスクに直面し続ける。

しかし米国が東アジアで横に退くことは米国の戦後の戦略からの明確な離脱を意味する。米国は海洋の自由等「国際公共財」を提供し、平和を守ってきた。

米国の撤退は太平洋の平和な発展よりも軍拡競争と軍事対立の激化をもたらす可能性が高い。南シナ海での中国の野望は日本が依存する貿易ルートの安全を脅かすだろう。北朝鮮は核・ミサイルの強化を続けるだろう。

北朝鮮危機は米国に対して二つの極めて望ましくない対案を突き付ける。70年来の国家戦略を捨てアジアの不安定化のリスクを取るか、もう一つは北朝鮮との危険な戦争のリスクを取るかということである。トランプ政権は避けられない戦略ジレンマに嵌っている。金正恩政権は米国を窮地に追い込んでいる。我々はトランプが、歴代政権が失敗してきたこの問題に成功することを願わねばならない。

出 典:Walter Russell Mead ‘Does Trump Want a Nuclear Japan?’ (Wall Street Journal, September 4, 2017)
https://www.wsj.com/articles/does-trump-want-a-nuclear-japan-1504549899

日本が核武装すれば台湾や韓国が続くとか、日本のエリートたちは核オプションに向かっているとか、アメリカはコストをかけて平和を守ってきたとか、訳の分からない事を言っているが、断言しよう。日本の核武装は、ありません。

 

日本人はバカになったけれども、世界的見地から他国と相対的に見た場合の日本人はまだまだ天才である。

なぜ日本はこれまで核を否定してきたか。

日本の保守は憲法改正核保有支持であり、左の人らは日本が強くなると困るので断固反対のスタンスをとってきたが、野党からの妨害により憲法記念日さえ制定できず、小手先で、憲法記念日を祝う日つまり、憲法記念の日にしたらどうかという意味不明な同意により昭和41年、やっと憲法記念の日が決まったほどのんびりとした国である。今でも反日勢力が堂々と国会の席に並び、政策論議はせず、下ネタ追及や揚げ足取りのために顔を赤くして怒っているのだ。国会にて、「核を保有しよう」なんてことを言っても、多分、与党議員でさえ脳が混乱するだろう。

ただし、日本がまだまだ天才だと思う部分は、というかこれは良い意味での憶測だが、日本は日露戦争で勝ってしまったことが、第二次世界大戦を引き起こす大きな原因となった、よって、戦後は、特に軍事面では大人しくすることで、無駄な血を流すことなく、安全に身を守れると、公言はしないものの秘かに思っているに違いないと思う。

 

日本が今日、核武装すると決めたら、明日にでも世界第一位の軍事国に成りえる可能性が十分ある。

5年前の2013年。日本は、長崎級の原子爆弾を5000〜7000発ほど製造できるプルトニウムを国内外に保管していること、さらに、青森県六ヵ所村の使用済み核燃料の再処理工場を稼動すれば、工場稼動年数の40年間、毎年8トンのプルトニウムを抽出し、計320トンのプルトニウムをさらに保有することが明らかにされた。これは長崎級の原爆を5万発製造できる量である。

日本は、普通の原子爆弾なら1日で作ってしまう。

とうとう衛星も保有した(いつでも軍事衛星化できる)。

日米合同訓練では、自衛隊対アメリカ軍の戦闘訓練で、日本の勝率は20勝1敗1引き分けと、異常な勝率を誇っており、アメリカ軍からは世界一強い自衛隊と呼ばれている(自衛隊の凄さを現わすエピソードは枚挙にいとまない)。

そんな国が、戦争をしないと言っているのだ。

明日になったら、日本が、「やっぱ戦争しちゃお~っと」と言い出したら、大変なことになる。

軍事力世界2位の中国共産党軍の戦闘機は、メンテナンス不良で半分も動かないし、空母も本当に仕事ができるか分からない。

軍事専門家が対韓国戦争をシミュレーションしたら、韓国は30分ももたないとなった。

台湾は親友だから良いとして、北朝鮮も、韓国と同等か、それ以下のレベルだろう。日本の領土に何発かは食らうだろうが。

ひとり覇権主義であるアメリカの肩を持って、日本は大人しくしている。とした前提を秘かに考慮して、軍事問題を語るべきなのだ。

日本に於ける「武力」の本当の意味は、争っている者の間に入って収めること。

誰にも敵意を抱かせないこと。である。

世界平和のために、自衛隊を合法化して更に積極的な平和活動を行うか、このままジッとしているか、色々な考え方があって面白い。