東アジアの国々で知らない人はいないと言われるくらい有名な人で、孔子という人物がおりました。

中国、春秋時代の思想家で、弟子との会話が論語として残されていますが、儒学は、孔子を祖とする儒教という信仰体系の中の学問的な要素を指しています。

楽観的で、庶民的な部分が人気を呼んだのですが、実は今君たちが習っている道徳は、本来ならば、儒学や論語を元としなければ成立しないはずのものなのです。

まあ、学校には学校の事情があるので仕方ないのでしょうが、しかし、中国の学問は非常に幅広く、内容も濃いので、昔の日本は率先して取り入れていたのです。

ただし、だからと言って、このプログラムで論語や儒学をストレートにそのまま教えようとは思っておりません。

まあ、精神論というものを考えれば、絶対に神道か仏教か儒教に重なるので、あえて避ける必要もないし、ならば積極的に資料として取り入れようかと・・・。でも、例えば漫画のワンピースとか、メジャーなど男の子が読む漫画で感動する部分は、必ず、「仁」「義」「勇」「智」「信」「礼」「名誉」「誠」といった、儒学や論語などの徳目に重なっているのです。

 

アメリカは映画の先進国ですが、日本の漫画のような感動を味わえる作品が少ないと思いませんか?

私は北斗の拳が大好きでしたが、北斗の拳は「仁」「義」「誠」「勇」「真」が詰まっていますね。

古くて悪いけど、ルパン三世(中学生の頃、私はルパンになろうとしていた)は、「仁」「義」「勇」で感動だね。

ワンピースは「仁」「勇」「義」で、そのうち「仁」で感動することが80%だね。

忠犬ハチ公は犬のくせして「信」と「義」。

アルプスの少女ハイジは・・・んなもん見てねえし!

 

と、このように(わけ分かんないだろうけど)、東洋の思想は、人間の心の奥底にまで届くことを述べているので、知識として自分のものにしておけるのなら最高だと思います。

儒学を、あるある的に応用してみましょう。