4月17日から2日間訪米した安倍総理。

彼は、拉致された自国民の救済問題を代わりに解決してほしいと、アメリカに出向き、頭を下げた。

それに対しマスコミは一定の評価を与えたが、一国の総理が、自力で解決することができないからと言って強国に泣きつく様子を平然と見ていられる日本人の感覚がわからない。拉致被害者の家族もその後、訪米し、同じように救出をお願いしたが、頼りにならない日本政府を見捨ててアメリカ大統領に泣きつく姿が世界中に流れたかと思うと、日本人として生きていくことの恥ずかしさで胸がいっぱいになってしまった。日本が弱いのだから仕方が無いということは分かっているが、反面、国内に向けていつも「圧力と制裁を以って云々」と言っている虚勢っぷりが、恥ずかしいのだ。日本は、自分のケツも拭けないのに、手が届かない所に隠れている時は大口を叩くネット民と変わらない。

 

先にも書いたが、北朝鮮の指導者は、弱冠34歳という若さでアメリカと向かい合い、韓国とうまく手を結び、結局、ロシアにも中国にも手を煩わせず、目標の一部を手にすることとなった。日本政府は、少しでいいから金正恩の外交能力を学んだらどうか。

 

特に、拉致被害者は北朝鮮にとって都合の良い人質である。

朝鮮半島が危険な状態から脱した時、必要になるのはお金である。

日本は、多額の金員を求められるだろうが、日朝間で行われる交渉の場で日本の政治家が完敗することは目に見えている。

 

そうした中、北朝鮮は、6日の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)にて、北朝鮮が核を放棄するまで制裁や圧力を継続するよう主張している日本は「1億年たっても、(北朝鮮の)神聖な地に足を踏み入れることはできない」と批判した。

 

オリンピックを無事に終え、韓国との融和ムードをアピールし、核開発を放棄するとまで言った金正恩に対し、今や中国、ロシア、韓国が事実上好意的な眼差しを向けており、トランプ大統領も、軍産複合体との調整が無ければ大いに評価しているはずである。がしかし、日本は、中国にも、ロシアにも、韓国にも、北朝鮮にも相手にされておらず、なのに、あたかもその「制裁や圧力」が効果を発揮していると、自分自身に対して必死に言い聞かせつつ、フラフラと歩き回って気を引こうとしているのである。

 

二歩も三歩も後れを取っていた南北両首脳の外交ペースから、とうとう離脱した日本。

不思議なことに、今、安倍総理は、何をしに行ったのか中東を回っているが、森友だの加計だのの熱が冷めることに期待しつつ、ラクダのコブにしがみついていても、帰国すれば現職から引きずり降ろされるのがオチである。

さてさて、この国の指導者は、一体、何がしたいのか・・・。

そして日本は、どこに向かうのか・・・。