アメリカとの貿易摩擦が景気の減速懸念と相俟って、中国株の下げが止まらない。

一時は日本株を大きく上回った中国株の時価総額だが、摩擦の影響が少ない日本株をとうとう下回り、両者の差は1兆ドル(111兆円)に開いてしまった。株価世界第二位の座が、中国から日本へと移ったのだ。

これを喜ぶ盲目の親日家たち。

しかしこの動きは、着実に崩壊へと向かっている米国の債権金融システムを懸念した中国側が戦略的にドルと距離をとっていることから波及した単なる副作用なのである。中国は、後の米国覇権崩壊に備えて金地金の備蓄を増やしているが、一方の日本では、2020年まで金融緩和を続けてドルの延命措置を行うという。これは明らかな失政であり、アメリカとの共倒れにまた一歩、近づいたことを意味している。

一帯一路に乗れずにTPPに潰される日本は、米国覇権体制崩壊後も中国からチクチクと虐めを受け続けるであろう。日本はバカだが、中国は賢い。

軍産との距離感を巧妙に図りつつ一進一退を演出するトランプは、トランプの敵である軍産の傀儡である日本政府を見捨てるかもしれないが、日本には、事実上世界第一位の保有量を誇る金塊がまだ残っている。

トランプのことだ。世界で一番多くドルを保有している日本が紙くずとなったドルを棄てても、所有している金塊をもって戦後のように再度、立ち上がると見ているのだろう。

それでも日本は、いや日本人は、低賃金が当たり前と騙されて無駄な汗をかき続けるに違いない。

必要のない情報に右往左往し、重要なことを知らされない国民の運命なのか。日本人は、お上に従うようにプログラムされたAIロボットのようである。