【平壌(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)は19日、「朝鮮半島を核の脅威がない平和の地にするため積極的に努力すると確約した」と明らかにした。韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮・平壌で2日間にわたり首脳会談を行い、「平壌共同宣言」に署名した後、記者会見でこのように述べた。

また、金委員長は「近いうちにソウルを訪問することを約束した」と述べた。

以上、(画像・記事http://japanese.yonhapnews.co.kr/headline/2018/09/19/0200000000AJP20180919004800882.HTML)から。

 

 

2003年から行われてきた、北朝鮮の核開発問題について話し合う多国間の協議(6か国協議・six-nation talks)参加国(アメリカ合衆国、北朝鮮、韓国、中国、ロシア連邦、日本国)のうち、いまだに蚊帳の外にいる日本。北朝鮮には、会うことさえ否定されているのだが、この状況はそのまま民度を反映しているようだ。自分たちは優秀だと勘違いしている日本がこのまま意識を変えずにいたら、覇権の多極化という流れに乗れず取り残されるのだろう。ネトウヨユーチューバーは、南北朝鮮に嫌われることに快感を覚えず、足元をよく見た方が良い。

 

 

覇権の多極化とその流れに乗れない日本

北朝鮮はアメリカとの約束を守り、韓国との結束を固め、これからの地域覇権国である中国、ロシアと親密関係を深めることが課題だが、日本のことは、それらのミッションが終わった後の金策要因として見ていない。

しかしながら官僚機構(外務省・財務省)や日本の言論界の権威筋によるプロパガンダに浸かりきっている日本人は、相も変わらず「北朝鮮はどうせ約束を破るから・・・」程度の考えでいるのだろうし、自民党のことが大好きなネット右翼やユーチューバー(自民党ネットサポーター)らも、極東に駐留し続けたいアメリカの軍産複合体(ユーチューバー語でいうユダヤ)の仕掛けにまんまと乗ったまま、朝鮮人は帰れ!と、程度の低い盲目的な愛国心をアピールし続けている。平壌共同宣言に署名するとしたこの展開は、トランプが望む、現在の被覇権国の非米化路線(在韓、在日米軍の撤退・覇権国の多極化政策)に大きく貢献するため、「北朝鮮は、完全なる非核化(実際に北朝鮮が核を持っているかどうかも分からないが)を遂げなければアメリカから仲良くすることはないし韓国も仲良くするな」としたトランプの、本音の部分すなわち「韓国よ、俺のことは気にせず強硬的手段を以って北朝鮮と仲良くしろ」とした願いを一つ、叶えたことになる。

プロパガンダ脳に判断を委ねている日本の右側言論者は、既に進行しているトランプの在日米軍撤退政策が意外にも右側から成されることに驚くだろうが、日本の永続的アメリカ追従路線を嫌い、海洋アジアの地域覇権を日豪で牽引することを提案しているトランプに対し、安倍が、いつまでも旧式の頭脳でネットを騒がせているネトウヨユーチューバーのような対応をし続けていれば、覇権の多極化という流れに取り残されたまま単なる田舎の島国に落ちこぼれてしまうだろう。

本日の平壌共同宣言は、多極型覇権国の極であるロシアと中国を喜ばせ、その絵図を書いているトランプと反軍産陣をも喜ばせ、韓国は手柄をとったと喜び、北朝鮮は「もうアメリカに怯えることは無い」と確信したが、日本にはただニュースが流れただけである。

今日、これからテレビで平壌共同宣言の様子と成果など詳細が報じられるのだろうが、マスコミがどのような論調で報道し、そこにいるだろうコメンテーターが話しをどんな展開に持っていくか、楽しみだ。