<頭山家秘書 一真会会長小倉真司>
日本は、古来東洋思想に従ったことで、法ではなく個人の徳の力で社会秩序を保つという、まるで孔子が夢見ていたような社会を実現していた。財布を拾ったら届けたり、大地震が起きても暴動も略奪も起きないのはその名残である。維新後の日本は、罪に対する罰を定めて社会を統治し始めたが、そもそも罪を犯すことを嫌う徳治に対し、秩序を乱したことが立証されて初めて対処療法的な罰を与える法治では、人の根本的な部分は浄まらない。
獣の文化
人間は、動物の上位に立つ万物の霊長とされている。
然るに武力に頼って自らを維持しているうちは霊長とは呼べず、動物に無い人間らしさ、すなわち自らの内面にある動物性(やりたい、欲しい、利己的、衝動的など)を自らの意志により抑制するといった価値観に基づき、肉体が放つ欲に従うのではなく精神をより高みへと目指すことをもって霊長と呼ばれるべきではなかろうか。人間は、霊長たる所以に生きるからこそ万物の霊長なのだと。
よって金やモノや欲や地位名声を価値基準の上位に考える西洋の思想は獣であり、それを疑わず尻の匂いを嗅ぎながら後を追う日本人も獣である。頭山満翁は、「西洋の文化は獣の文化」と言い放ったが、昔から誰もが言ってきた、「昔の人は偉かった」という想いに積極的に対応していたら、今頃の日本人は世界の平和的リーダーとして人類に貢献していたに違いない。頭山満翁の、「人間はしいだま(魂)を鍛えることだけを考えておればいい。あとは何も要らぬ」という言葉は真の言葉なのである。
このプロジェクトは、そのような背景と、私の沿革とが相俟って企画されたものである。
私の沿革
仮死状態で生まれた私は、にもかかわらず子供の頃から親の愛情を受けることが無く、家庭環境に悩み、早くから不良性を帯びたがそれにより学歴がなく、世間一般的な考え方をすれば堕落した人間になるはずだったが、他人以上の生活をしたいと思う中、真っ当に努力してみれば、二十代で会社を立ち上げ、想像を上回る大きな成功を収め、青年実業家としてもてはやされ、しかしもっと大きな、天下国家のような大事をしたいと思いつけば、あろうことか三代目頭山家の当主に邂逅し、近くに付くことを許された。私は、そのように、苦労より以上の報償を沿革に刻んだ当事者として、俯瞰せずとも、自分には自分の能力以上の力が作用していたと確信するが、いわんや人間とはそういうものであり、そして、そういうものとして生きる生き方こそが伝統的な日本人の価値観すなわち日本精神に通じるものなのだ。そして、その生き方は特別なものではなく、あるいは世の中の人の多数がそこに気が付けば、日本が元通りに修復されるとも思っている。
他人に迷惑をかけるな、といった、当たり前に世間で言うような道徳を求めるのなら、このプロジェクトに参加する必要はないと思う。すべからく私が道徳的でないし、他人に迷惑をかけた人を見つけては高みから非難する人々が構成する世の中は、いたって西洋的であり魅力が無いからだ。聖徳太子が、和の精神が尊いと言ったのは、和合が非常に難しいからだが、善悪二元論でしか物事を捉えられない世の中に和合が成立することは無い。現代日本の道徳は、法の下位にある薄い支配体系であり誰かの都合によるもので、特に、法の支配力が届かない子供に親和性があるが、少年犯罪が増えたからと言って軽々しくタンスの奥から引っ張り出したような道徳は、道でもなければ徳でもない。私はもっと深くて大きい、それこそ宇宙の構造の理由を人間の存在に求める人間原理的な知性を以って本質を推奨したいのだ。そして、その方が、心が枯渇している現代人のハラワタに響くとも思っている。
19世紀。アメリカ進出を目論んだロスチャイルド家の代理人オーガスト・ベルモントを娘婿として招きいれたペリー提督は、資産価値が高騰した金(ゴールド)を一番多く保有している日本の門を開けるべく米国政府の使いとして黒船に乗り来航し、幕府に圧力をかけた。
ロスチャイルド家が搾取する時の典型的な手法は、二国間に戦争を仕掛けつつも、リスクヘッジのために敵味方双方に資金援助し、漁夫の利を得ることだ。そしてこの時より、日本の主権を争うべくロスチャイルド家の五男、パリ家のジェームズ・ロスチャイルドが幕府を支援し、同じくロスチャイルド家の三男、ロンドン家のネイサン・ロスチャイルドが薩長同盟を支援する構図で争いが始まった。結果、同じくロスチャイルドの代理人で坂本龍馬を子飼いにしていたグラバー商会の仲介により手に入れた武器(アメリカ南北戦争で余った武器)を手にした薩長同盟が勝利する。
然るに国の主権を手にした伊藤博文や山県有朋など政府要人は、英国仕込みの洋風で甘美な生活に酔ったのか、その俗的な生活と引き換えに仏教、神道、儒学といった、それまで培われた日本の知的財産を手放したのだ。
明治維新というものがロスチャイルド家の謀略であり、薩長のリーダーは地位と富を得るためにそれにのっかった。ということに気づいた西郷隆盛は、呆然としつつも日本の欧化に抵抗するが、ロスチャイルド家に気概を売った者らの後ろには大英帝国が控えている。英国の手に染まっていない朝鮮を戦友にするべく動こうとしたが、徒労に終わり、最後は賊将として非業の死を遂げた。
しからば日本は、アヘンと引き換えに富を奪われた清国のように落ちていったのか、というと、そうではなかった。
西郷の精神を受け継ぐべくハラワタにその志を詰め込み、精神の力のみで日本の没落を阻止した英雄が一人、在野から現れたのだ。
頭山満。
日本がイギリスの経済植民地になってしまうことを防ぎ、既に欧米の植民地となっていたアジアで独立運動をする同胞を救け、あるいは清朝廷に虐げられていた漢民族を救うべく独立戦争に大きく寄与加担した当時の国民的英雄である。
時代が時代であれば、日本人はおろかアジアのみならず欧米にまで轟いたその名を知らぬものはいなかったが、歴史上の偉人と呼ばれる人すべてがその時代の潮流の主として民の上に立っていたのに対し、頭山満は無位無官。金や資産を持っておらず、政治家でも官僚でも、華族でも皇族でもなく、財閥や実業界の一員でもなく他国の後ろ盾もない人間つまり在野にて、素っ裸の何もない男だったのだ。
産まれっぱなしの裸一貫で、生涯、真だけを貫き通して生きた、無位無冠の帝王、頭山満。而してこの侍が、日本のみならずアジア全土、もしくは全ての有色人の柱となり白人の帝国主義と渡り合い、巨大な力としてひとり、白人社会との力的均衡を保つ火薬となれたのは、人としての生き方が優れて正しかったからである。
昭和に入り、日本は、世界の覇権者を決めるための大きな戦争に負けてしまった。米国大統領は「頭山の悔しがる顔が見たかった」と漏らしたというが、頭山満は、敗戦が決まる1年前に没していた。
「これから天皇陛下より大切なお話があるから軍も民も直立し顔を伏して聞くように」といった意味の宣誓を述べた三男の頭山秀三。その後、天皇陛下による有名な玉音放送が焼け野原に流れた。
それからの日本の道のりは、戦中すでに米英が立てていた予定通りの歴史をなぞった。経済を膨らませ、共産主義陣営と戦わせられ、しかしもう二度と立ち上がれないように権力の隅々にまで干渉され、そして数十年経過して経済が拡大したら、その経済を破壊して安く買いたたく。極めつけは、絶対に、核兵器は持たせないということだ。
世界有数の産油国アメリカの石油利権を独占し、銀行、自動車、空運、鉄道、化学、情報通信の主力企業を傘下に取り込み、米経済界のトップに立った非ユダヤ人、J.D.ロックフェラーが、ロスチャイルド家の代理人であるJ.P.モルガンと双璧を担ってアメリカを動かした。経済植民地となった日本の船頭は、ロスチャイルドに代わってロックフェラーが担当した。
戦後の劣化した日本の一つひとつを細かく探り、世界とはどういうもので、どう動いているのかということはオンラインサロンの中で述べていくが、弱体化した日本国民に対し、力と喜びと勇気を与えるためのバイブルは、豪傑、頭山満の生きざまと思想と精神の他に無いと思っている。人間、産まれたからには生きていかなければならないが、苦しみの多い世の中でも、心の使い方、心の持ち方ひとつで面白くできるものである。然るに、この考え方は、日本人に行き渡った普遍的な哲学だった。一真会は、頭山満を紹介するものではないが、空虚になった日本人の心に詰め込むべきは、頭山の、サムライの気概であり、その強さであり哲学であると信じている。なぜなら、真実は不変であるからだ。
霞が関辺りに行くとよく見かける街宣車。
黒や白にペイントした大型バスの屋根につけた大きなスピーカから流れる軍歌と、特攻服を着て乗車しているイカつい人の叫び声が爆音で流れ、尋常でない空気をつくっている。
彼らは右翼だ。そして、私の師匠である頭山の祖父となる、頭山満とは何かと調べると出てくるのも右翼の源流という文言だ。
しかし私は、三十年近く頭山に仕えてきたが街宣車に乗ったことはないし、戦闘服の人と名刺交換をしたこともない(多分)。なので、小倉は頭山の人間だから右翼である、としたロジックは成立しないし、かの街宣車の人たちの源流が頭山と断言することにも無理がある。
だからと言って別に街宣車の右翼を認めないとかいう話しでなく、私は、そうした観点からすれば右翼じゃないということであり、それ以上の何者でもないということだ。もちろん一真会も右翼団体ではない。
また、SNSや動画サイトを見ていると、時々、朝鮮の人や中国人を蔑むことで自分の愛国心を表現しようとする人がいる。
8月15日に靖国神社へ参拝するのも承認欲求からなのか、私の叔父は特攻隊白菊で教官を務め、終戦間近、自分が教育した、自分より若い特攻隊員が次々と命を落としていることに耐えられなくなり、行く必要が無いのに自ら操縦桿を握って特攻。見事に命中したそうだ。しかし父は、終戦を数か月早く決断していれば兄の死は無かったとして天皇を逆恨みし、共産党に傾倒した。私は叔父の死を誇りに思っている。がしかし、頭山会長のお供役がなければ8月15日に靖国参拝することは無いだろう(靖国神社自体は大好きだが)。非難されるかもしれないが、あの日のあの様子の中で、先祖を含め英霊を慰める気持ちを保つ自信がない。叔父を含め主系傍系先祖に対する供養は日々、欠かしていないが・・・。更に、朝鮮の人も中国の人も、友人がたくさんいるし、若い頃は貿易会社もしていたので香港や中国には数百回は行った。私に対し嫉妬しておかしくなっている人が多い日本より、香港の方が、仲の良い友人がたくさんいた。
フランス議会の右側の席(右翼)を保守派が占めたから、保守を右翼と呼ぶそうだが、私は仮に保守とか右翼というものを表現するならば、大人の考え方をもった、常識的で心が大きい人、となるだろう。大人の考え方を持った常識的で心が大きい人は、戦争などしないだろうし、飢えている人を助けようとするだろうし、金貸しや家賃保証のような、立場が弱い人を詰めるような仕事もしないだろう。平和を望む心も自然に持っているだろうし・・・。それが、日本の保守ではなかろうか。
18世紀末から19世紀初頭のフランクフルトにて、衛生管理もままならない劣悪な土地を特別居住区ゲットーとして与えられていたユダヤ人。イエス・キリストを十字架にかけたということで主にキリスト教徒から迫害を受けていた彼らは、キリスト教徒が蔑んだ金貸しや質屋、古物商や行商で生計を立てていた。「金貸し」という言葉は当時ユダヤ人の代名詞であり、今に至っては世界の金融界を牛耳るにまで巨大になったが、エルサレムを追われ流浪の民となり、お金だけが頼みの綱だったユダヤ人が金持ちで、お金の仕事にも長けていたのは当然のことである。この後ユダヤ人は、お金さえあればどうにかなるとした今の世の中をつくり上げたが、そこに君臨し続けるには長く辛い歴史を耐えなければならなかったのである。
フランス革命軍によりゲットーが解放され、隔離されていたユダヤ人が市民的平等を得る頃には、迫害を受けつつも強い団結力と財力、ネットワークを持つユダヤ人の力を宮廷が欲しがるようになり、宮廷に仕えるユダヤ人すなわち宮廷ユダヤ人が活躍し始める。アルトゥル・ショーペンハウアーは「フランクフルトでユダヤ人の足を踏んだらモスクワからサンフランシスコまで情報が行き渡る」と指摘していたが、それほどユダヤ人のネットワークは優れていたのだ。他が持っていないものを、持っているユダヤ人。特筆すべきはマイアー・アムシェル・ロスチャイルドだ。ロスチャイルドは、奴隷貿易や戦争資金の貸付、鉄道や情報流通網など主要産業に資本を投下し、わずか数十年足らずで人類屈指の大金持ちになった。
お金に貪欲であることを嫌う当時のキリスト文化の中に於いて、ロスチャイルドの金儲けはシンプルで、しかも力強いものだったが、金で金を稼ぐロスチャイルド式資本主義に対し異を唱える者も多くいた。その中で頭角を現したのが、同じユダヤ人であるカール・マルクスだ。マルクスは、盟友であるフリードリヒ・エンゲルスと共にロンドン王立図書館にこもり、彼の代表作となる資本論を書き上げた。マルクスは、金の無い貧しい人の心に目を付けて革命を計画したのである。
マルクスとロスチャイルド。
彼らは共に現ドイツ出身のユダヤ人だが、ロスチャイルドの資本主義に対しマルクスはユートピア的社会主義を主張した。そしてロスチャイルドは西へ、マルクスは東へとその思想を拡大していったが、彼らの本当の目的は共に覇権主義だった。東西に分かれたユダヤ人は長い争いを始めるが、その中身は世界をコントロールする主権争いだったのだ。
お金と幸福を直結させ、お金が無いと不幸になる社会をつくり上げたロスチャイルドの資本主義と、お金はお金を持っている人のところにしか集まらず、そこで発生する貧富の差は多くの人を不幸に陥れるとして共産主義を提唱したマルクス。
血統を重んじるロスチャイルド家は男子を家長とする家訓を末まで厳格に守り、同族では手の届かないところへは他の資本家を投入して富を拡大していった。アメリカの通貨発行権を手にした時の手法は見事である。
一方マルクスは、血縁より思想の一致に重点を置き、陰から暴力を操るロスチャイルドと違って暴力を手段の道具とした。後のレーニンやスターリンは、暴力革命によりソ連を掌握し、そこから共産主義革命を世界に拡散していった。
二人のユダヤ人が端緒となり始まったと言っていい近現代史は、洋の東西に限らず人間の物欲が決めるようなものだったが、東側の戦略として厄介だったのは、米ソを行き来していたトロツキーのラインである。トロツキー派は、トロツキストとして国の内部工作を行った。
仕事として大きかったのは二つの大戦をコントロールしたことだ。ちなみに、仲が良かった日米の国民感情を分断し、絶対に行ってはならないと勅諭まで戴いていた米国への攻撃を工作したのは、米左派トロツキストと繋がっていた日本の軍や政府の上層部だった。国は、外部と内部の双方から破壊する、と、私の大先輩から教わったことがあったが、先の戦争は、内部崩壊による敗戦だったのだ。
トロツキストは現在、グローバリストやディープステート、国際金融資本といった米国左派に成長したが、上院議員の過半数を占めている民主党に多く、而して左派に食いつぶされた共和党員にも多くいる。ちなみに陰謀論として上る話題の殆どの主人公は米左翼だ。日本人を心の底から嫌っており、コオロギを食べさせているのも、命の危険があるコロナワクチンを蔓延させたのも、もっと言えば9,11テロを起こしたのもフセインを殺害したのも米国左派である。
アメリカ保守主義の筆頭として人気があるが日本では謎に嫌われているトランプは、ロスチャイルドと親密な親イスラエル主義者であり右派である。今は、J.ブッシュ以降現バイデンまで続く世界の破壊活動を止められるのは、ロシアプーチンとトランプが組むことでしか成りえないとして日米の一部の国民から大きな期待が寄せられているが、ユダヤ資本との関わりは濃厚であり、日本にとっての100%とも言い難い。
さて、ナポレオンの市民革命によりユダヤ人が解放されてから二百有余年、今では、ユダヤ人と言えども一枚岩ではなく、ロシアと言えども左派ユートピア的社会主義国ではなく、アメリカと言えども反共の前衛とは言えなくなっているがしかし、東西両雄が世界中をかき乱した後の現在を観るに、東西共に同じ爪痕が見つかるのは確かである。それは、無神論、唯物論、科学信仰そして経済至上主義、形而上学蔑視、宗教を蔑むといった、機械的な冷たい心のことである。
お金さえあれば幸せになれる。金で買えないものはない。人の心さえも金次第だ。金が無いなら死んだほうがまし・・・。21世紀の、特に西側諸国では、お金に対するこのような価値観が当たり前となっている。万物の霊長たるべき人間が、お金を媒介として欲をむき出しにし、而してそれを恥じず当然のこととしているのである。
道具を覚えたサルでも発情はするが、発情によってサル社会の秩序が乱れることは無い。西側の人々は制度上の単位でしかないお金に対しその存在を超える価値があると錯覚し、人々に行き渡らない程度に配られた額のお金を奪い合っているが、欲深く、浅ましく、息苦しく、つまらない先進国はこうしてつくられたのである。
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